Message From UeT

グレイトな人間を目指して、1年間の旅日記。

ストリートでの暮らしとは

マ  アイヨン  ガッピィ

 

皆さんお元気でしょうか?

 

わたくしはといいますと、あと数日で帰国というこの時期に

 

超絶体調を崩し

 

ついに海外旅行保険のお世話になりました

 

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日本を離れてからというもの

 

意外と体調を崩すこともなく余裕ぶっこいてましたが

 

5日ほど前にもやっと体調不良を感じ始め

 

翌日から40度前後の発熱を繰り返し

 

丸2日間寝込みました

 

自分が行っていた場所が場所なもので

 

デング熱やらなんやら感染症に怯え検査しましたが

 

ただの風邪だそうです

 

ただの風邪でこんな苦しんだのは初めてです

 

フィリピンの風邪…おそるべし

 

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多すぎて絶対飲みきれんくらいの薬を処方されました

 

ところでフィリピンのドクターは

 

10時のアポイントメントに30分も遅れ病院に到着し

 

トラフィ〜ック(渋滞)  テヘッ♡

 

てヘラヘラしながら入ってきました

 

これぞピノイタイム

 

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こちらは病院内のフードコート

 

いや、脂っこいわ!

 

て、ツッコミたくなるラインナップ

 

病人はここで本当に食事ができるのでしょうか〜

 

ということで、本来なら旅の締めくくりとして

 

今頃ジンベエザメと泳いでいるはずでしたが

 

ベッドの上で枕を抱いてシクシク言ってます

 

そして、明日の夜11時の飛行機でマニラに着き

 

空港でフラリと夜を明かし、翌日の飛行機で日本に帰る予定です

 

寿司め、待ってろよ!

 

すき焼きも待ってろ!!

 

 

 

 

セブではボランティアをさせてもらいましたが

 

この度のボランティアでは

 

日本を出なければ関わることのできない境遇のたくさんの子どもたちや

 

スラム街や路上で暮らす人々との交流をする機会を与えてもらい

 

本当に感謝しています

 

世の中には、想像を絶する過酷な環境で生活し

 

今日1日を生き抜くために精一杯の人がたくさんいるのだということを

 

実感させてもらいました

 

 

 

 

この日記は先週のスラム地区への訪問で

 

現地の人に聞かせてもらったお話を少し紹介させていただきます

 

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ここはカレッタという墓地スラムです

 

もともとは中国人墓地だったのですが

 

そこに住み着いた人たちがお墓を家として使い

 

スラム街となりました

 

 

 

 

ここで子どもたちと一緒に遊んだ後

 

フィーディング活動をさせていただいたのですが

 

その前にここに住む5人の子どものお母さんからお話を聞くことができました

 

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お母さんは10年この墓地スラムに住んでいるそうです

 

幼い頃に両親が離婚し、母が別の人と暮らしてしまったため

 

父子家庭となり、この墓地スラムに移り住んできたそうです

 

父には育児放棄され、当時15歳の兄に育てられたそうです

 

兄は自分たちの生活費を稼ぐため学校に行けず

 

自分も中学校2年生までは学校に行けていたのですが

 

3年生でお金が足りなくなり行けなくなったそうです

 

2年生の頃は先生に理解してもらい、家の家政婦をしながら学校に通っていたそうです

 

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ここからは実際に質問をさせていただいたことです

 

 

墓地スラムに住んでいて最も大変なことはなんですか?

 

やはりお金が足りないこと

 

お金がないため子どもを学校に行かせられない

 

子どもに三食食べさせると自分たちが食べられない日が多い

 

 

仕事はしていますか?

 

お父さんは貧しく学校に行けなかったので

 

英語が全く話せず仕事も見つからない

 

たまに近所の修理などの依頼で少しお金が入ったり

 

乾季にはは卵を売るなどして生計を立てているそうですが

 

それでやっと200ペソほど不定期に入るだけで充分ではない

 

100ペソあれば家族全員が1日三食食べて過ごせる

 

お母さんは5人の子どもの面倒を見るために専業主婦をしている

 

 

今なにが一番幸せですか?

 

子どもたちとともにいること

 

5人の子どもがいるが

 

子どもたちには自分のようなつらい思いをさせたくない

 

自分は育ててくれる人がいないことがつらかった

 

食べるのに困っても家族で一緒にいることが一番大切だから

 

自分は子どもと絶対離れない

 

 

これからもここに長く住み続けたいですか?

 

住みたいけどいつまで住めるかはわからない

 

来年には政府から強制的に移動させられるかも知れない

 

 

なぜここに住み続けたいのですか

 

安く生活できるから

 

お父さんは小さい時違う場所に住んでいたが

 

毎日ご飯に醤油をかけて食べる、悪い日にはそれすら食べられないような暮らしだった

 

ここを離れ移動すると、生活はますます苦しくなるので、ここで生活していきたい

 

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スラム街に住むということはその場所に違法で住んでいるので家賃がいらなかったり

 

他の場所より格安で住めたりします

 

(スラムの中には勝手に不動産屋を始め土地の売買が始まることもあるそう)

 

どんなに生活水準が低くても

 

家賃を払っていくことができなければ

 

違法であっても、明日そこに住めるかわからなくても

 

そこに住んで行くしかないというのが現状のようです

 

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こちらはチャペルアクティビティの様子

 

どんな過酷な環境下でも

 

子どもたちはそんなことをかんじさせないくらいとても元気で明るいです

 

私たちからすると一見恵まれていない環境であっても

 

今ある環境の中での最高の暮らしができているんだなと思います

 

置かれた場所で咲く、とはまさにこのことですね

 

 

 

 

こちらはアッパーマボロという山の上の集落

 

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元々、マボロ地区というところのスラムに住んでいた人が

 

政府によって移り住まされたのが村の始まりです

 

アッパーマボロ以外にもたくさんの集落が隣接しています

 

個人的には集落の生活の方がのんびりしてて幸せそうに見えますが

 

生活水準はスラム街と変わらないとのこと

 

働くにも山を降りて働きに出なければ行けない

 

子どもを学校に通わせるのも

 

バイクタクシーの交通費がいる

 

多くの子どもたちは学校を終えてから山を降り

 

お家の人の物売りなどを手伝うのだとか


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集落の子どもと大縄跳びや折り紙をして遊びました

 

将来の夢は?て聞いたら

 

医者とかエンジニアとか教えてくれました

 

 

 

 

こちらはマボロドス

 

アッパーマボロと隣接する集落です

 

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こちらでは一緒に折り紙や相撲をして遊びました

 

 

 

 

ストリートチルドレンは親の物売りの手伝いや物乞いをしてなんとか毎日を生き抜いています

 

子どもを学校に通わせると稼ぎが減る

 

自分も学校に行っていないから学校を必要と思っていない

 

などの理由から子どもを学校に通わせない親も多いのだとか

 

山の集落の子ども達は比較的、学校に通えている子が多いようです

 

子ども達がみんな安心して平等に学校に通える日が来ることを願います

 

 

 

 

なんともマジメ過ぎる日記を書いてしまいました

 

それではみなさま、日本でよろしくお願いします

 

2週間で出来る短期バイト紹介してください   笑