紛争と平和について考える その2
チャオチャオ〜
最近堅苦しすぎる日記が続いております〜
その堅苦しい日記とは裏腹に
私はイタリアのおヴェネチアを出て
情熱の国スペインはバルセロナに向かうところです
ヴェネチア…寂しすぎたぁ〜…
あんなとこ、1人で行くもんじゃないっす
こんなリッチでおシャンティなディナーを海辺で堪能するマダムたちを横目に
涙で塩味がつきました…
と、言うことで本日はパレスチナ滞在2日目の日記です
というところを訪問しました
キリストの生まれたとされる生誕教会や
まず始めに訪れたのは、分離壁
偶然にも壁の向こう側にたくさんの兵士が入っていく瞬間に立ち会いました
壁には沢山のウォールアートが描かれています
Make Hummus Not Wall
壁を作るな、フムスを作れ
これらはバンクシー
つい自分も写ってしまいました…失敬
鳩は聖書においては平和の象徴です
それぞれのアートから
自由を求めるパレスチナの人たちの
祈りや叫びが伝わってきました
分離壁は2002年から建設が始まり
現在もグリーンラインを越えて建設が続いている
分離壁の前であったパレスチナ人のおじさんの一言が印象的でした
Welcome to our country, not inside.
おじさんにとっては壁の内側は歓迎できる国じゃないんだなぁ〜…
その後、分離壁から近くにあるということで
パレスチナ難民のアイダキャンプを訪問しました
最初に入った施設で話しかけたムハンマドさんという人が
アイダキャンプの中を案内してくれました
ムハンマドさんはアイダキャンプに生まれ育ち
現在は精神科医となり
アイダキャンプ内に3つのカウンセリング施設を作ったそうです
1948年、イスラエル建国により
70万人以上の多くのパレスチナ人が難民として住む場所を失ったナクバ
そのナクバを忘れまいと
アイダキャンプには失った鍵をモチーフに門が建てられています
キャンプの横には、壁一面を覆い尽くすよう
デモの報復や空爆などで亡くなった子どもたちの名前が書かれています
たくさんの子どもたちを失った深い怒りと悲しみを感じます
We Will Return
ここに書かれている文字はイスラエル建国により失われたパレスチナの都市名です
大変多くの都市が失われたことがわかります
アイダキャンプに住むパレスチナ難民は5000人以上
それだけの人たちが0.17?㎢に住んでいるそうです
特に困るのは水の制限があること
屋根の上の黒いタンクが見えるでしょうか?
あのタンク1つで一家族(7人程度)が
1ヶ月生活しなければいけないそうです
1日に1人が使える水の平均は300ml
夏は1〜2日水が使えないのを耐えることもあるそうです
最後にムハンマドさんに、この先の夢を聞いてみました
子どもたちに自由に教育を受ける権利を与えたい
ということと
自由にどこにでも行ける権利が欲しい
ということでした
アイダキャンプには約2000人の子どもたちがいるそうです
その子たちが、血や涙を流さずに自由を得られることを願います
さて、堅苦しい話ばかりになってしまいましたが…
ベツレヘムは他にも大きな見所があります
それがこの!
生誕教会
マリア様から生まれたイエスキリストは
神の子とも神そのものとも言われているそうです
そのイエス様が!
生まれたとされるのがこの生誕教会
イエスの生まれたところも
イエスが3回転んだ場所も
イエスが磔になってなくなった場所もあるんだから
生誕教会内にはキリストの誕生を描いたと思しき
モニュメントやスタンドグラスが飾られていました
教会の外でイスラム教の集団に出会います
記念写真をパシャリ〜
イスラム教の人も教会参拝していんだ〜と意外に思ったり…
でもこんな風に軽い気持ちで、お互いの宗教を認め合えたらいいですよね〜
やぁ〜今日も長い日記になった!!
お付き合い、ありがとうございました!